日帰り旅行は疲れるという方の見直しポイント

旅行をしたくても長期の休みがとりにくいという場合、日帰り旅行という形を選ぶ方も多いでしょう。しかし、日帰り旅行では疲れてしまい思うように楽しめないという経験をした方もいるはずです。

そのような方が今後日帰り旅行をするときにどのような点に気を付けていけばよいのか、見直すべきポイントをチェックしてみましょう。

スケジュールを詰め込みすぎない

日帰り旅行は時間が限られているということが特徴となります。数日間滞在できるのであれば、その場所の有名な観光地を巡ったり、様々な体験をしたりという事もしやすくなるのですが、日帰りするなら一日しかないという事で出来ることも限られてしまいます。

そのことを考えずにスケジュールを組んでしまい、いくつかの観光地を巡ろうとすることで時間が足りなくなってしまうのです。時間が足りないことで、観光地に足を運んだとしてもゆっくり楽しむことが出来ずに思い出なども作りにくくなりますし、あれこれ忙しく動かなくてはならないことで疲れも増してしまうことになります。

そこで重要になってくるのが、スケジュールをはじめから詰め込みすぎないという事です。近場にいくつか足を運べそうな観光スポットがあるとしても、日帰りなら一つか二つに絞っておくようにします。日帰りで行ける範囲であれば、またその場所に行くこともできるはずですから、無理をして一日で巡ろうとしなくても良いのです。

行くところを絞り込んでおくことによって、その場で過ごせる時間が長くなりますから、見られるものややれることが多くなります。余裕があるのでゆっくり見て回ることもでき、思い出も作りやすくなります。何より無理をしないことで疲れを軽減することが出来るのです。

お出かけのスケジュールをたてる際、ついあれもこれもと詰め込んでしまいがちな方は、より意味の大きい日帰り旅行にするためにぜひ引き算をしてみるという事も頭に入れておくことをお勧めします。

荷物は少なめで持ちやすく

宿泊を伴う旅行の場合は、どうしても荷物が大きくなってしまいがちになります。日帰りの場合はそれほど大きな荷物は必要ないはずなので、出来るだけ荷物を少なくして身動きをとりやすい状態にしておきましょう。ついついあれこれ持ち歩きたくなりますが、日帰りで行ける範囲であればそれほど多くのものを必要としないはずです。

何かが必要となれば近くの店舗で購入するという事もできるはずなので、最低限必要な物以外は置いていくようにしましょう。荷物が軽くなることによって、動きやすくなりますし体もぐっと楽になります。歩くことが多い場合、重い荷物を抱えていることは疲れに直結します。

特に女性の場合にはうっかりすると荷物が増えがちなので、出かける前にカバンの中身を一度見直してみるのがおすすめです。また、カバン自体も歩く機会が多いようならリュックタイプの背負えるものにするなど、持ち歩きやすい形にしておくのが良いでしょう。

両手が空くようになれば歩くときにも安全ですし、何かを体験したい時にもそのまま対応することが出来ます。手提げなどでは手がふさがってしまい不便になるので、手提げのかばんを利用する場合にはショルダー紐がつけられるものなどを選んでおくとよいでしょう。

靴も歩きやすさを重視

お洒落にこだわる方は足元もお洒落に決めていることが多いものです。デザインを中心に靴選びをすることはお洒落をするうえで重要なポイントです。しかし、自然の中や段差のあるところなど不安定なところを歩く予定がある日帰り旅行の場合は、デザイン面だけではなく動きに対応できるような機能のある靴を選んでおくようにしましょう。

ヒールのある靴はデザイン的に素敵なものも多く、スタイル良く見せてくれる効果がありますが、歩きにくく転倒などの恐れもあるので歩いて観光するような旅行の際にはあまりお勧めできません。スニーカーなど歩きやすくて楽な靴を選びましょう。

疲れが軽減できますし、安全に旅行ができるので、旅行自体を楽しみやすくなります。スニーカーでもサイズがあっていない靴や履きなれていない靴では靴擦れなどのトラブルに繋がります。たくさん歩く旅行の前には履いていく靴を慣らしておくなどの配慮も必要になります。

ぜひこうしたことも旅行準備として取り入れていきましょう。

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休憩の時間もしっかりとって

日帰り旅行を計画するときに考えておきたいのが、休憩についてです。日帰りだから目いっぱい楽しもうと思って動き続けると、体が休まらずに疲れを強く感じてしまいがちになります。

時間的に休憩をとるように計画はしていても、昼食で行く予定だったお店が混んでいて、結果的に歩き回らなくてはならなくなり疲れが増してしまうという事も珍しくありません。そのようなことにならないように予定や計画をしておきましょう。

日曜日など観光客が多いときには飲食店などは混んでしまいますし、平日は休業しているお店も多くあります。そういったことを考えて、確実にお店が空いているかをチェックしたり、予約を入れたりという形で対応してみましょう。

昼食以外にも休憩時間を取り、休めるところを探しておくことも良いでしょう。移動時間も電車やバスなどで座ることが出来れば休憩時間としてとらえることもできます。ぜひこうした形で旅の合間に休憩が取れるようにしておきましょう。

旅行をより元気に楽しみやすくなります。

メンバー全員の状況を考えて

一人で日帰り旅をするときは自分のことだけを考えていればよいのですが、複数人で出かけるときには、みんなにとって無理ではないようにしていく必要があります。特に考えておきたいのが、一番体力がない人に会わせるという事です。

例えば高齢者がいる場合や子供がいる場合など、特に配慮が必要な人がいる場合にはその人にあわせてスケジュールを組んでいくようにしましょう。ルートの中でお手洗いがある場所なども事前に確認しておくと安心です。また、途中で疲れを感じたり、体調を崩したりした場合などには旅行を途中で取りやめて帰宅するという事も頭に入れておきましょう。

日帰りで行けるところであればまた行くことが出来ますから、その日のうちに絶対行っておかなければならないという事もありません。こうした気持ちの余裕はぜひ持っておきたいところです。